TikTokを始めたいけれど、毎回何を撮るかで止まってしまう。中洲のお店のショート動画では、流行の企画を追いかける前に「どんなお客様に、何を知ってほしいか」を一つ決めると、撮る内容を整理しやすくなります。
この記事では、店舗向けの企画例を紹介します。以下は企画の提案であり、特定のお店で検証済みの成功事例ではありません。お店の営業方針や出演条件に合わせて選んでください。
まず、来店前の疑問を一つ選ぶ
初めてのお客様が気にすることは、店によって違います。「どんな雰囲気?」「初めてでも入りやすい?」「どんな人がいる?」。一つの動画にすべてを詰め込むと、伝えたいことがぼやけます。
例えば、空間を見せる動画なら、入口から席までの距離感、照明、カウンターの様子に絞ります。キャスト紹介なら、名前だけではなく、その人らしい受け答えを一つ選びます。撮影前に、視聴後に覚えてほしいことを一文で書いてみましょう。
切り口1:キャストの「人柄」を伝える
紹介文を読み上げるだけでなく、好きな会話のテーマや、仕事でうれしかったことなど、本人が自然に話せる質問を用意します。「どんな人と話せるお店なのか」が伝わる素材を目指します。
質問は一度に多くせず、答えやすいものから。話が長くなったら、無理に暗記し直すより、伝わる一言を編集で選ぶ方法もあります。出演者が話したくないことを無理に聞かず、公開前には内容を確認しましょう。
切り口2:お店の「空気」を見せる
ラウンジやバーでは、照明や席の間隔、カウンターの奥行きも大切な情報です。入口、店内全景、手元の順に撮ると、見る人がお店の様子を想像しやすくなります。
暗い店内を明るく見せすぎると、実際の雰囲気とずれることがあります。照明の色や陰影もお店の魅力として扱い、撮影場所ごとに明るさを確認します。店内の鏡にお客様やスタッフが映り込まないかもチェックしてください。
切り口3:初めてのお客様の不安を解く
「入口が分からない」「予約した方がいいのか知りたい」など、現場で実際に聞かれる質問をテーマにします。お客様からよくある問い合わせをスタッフで集めると、店独自の企画になります。
例えば、建物の入口から店舗までの案内、来店時の流れ、服装の問い合わせへの回答などです。料金や営業時間を載せる場合は、公開時点で正しい情報を担当者が確認し、変更後に古い動画が残ることも考えておきます。
切り口4:営業前の準備を切り取る
席を整える、照明をつける、グラスを磨く。営業前の準備は、お店の丁寧さを伝える素材になります。来店中のお客様がいない時間帯なら、撮影範囲も調整しやすくなります。
単なる作業記録にしないために、「この店が大切にしていること」を一つ添えてみましょう。お店の内情、個人情報、伝票や予約台帳など、公開してはいけないものが画面に入らないように注意が必要です。
切り口5:お店らしい会話を短く届ける
スタッフ同士の自然なやり取りも、雰囲気を伝える方法の一つです。ただし、内輪だけで分かる話では、初めて見る人が置いていかれます。話題の前提が分かる一言を添えると、入り口をつくれます。
実際の接客を無断で撮るのではなく、出演者が合意した撮影の場を設けます。誤解を招く煽りや、お客様をからかう内容に頼らず、その店の接客方針に合う会話を選びましょう。
月8本なら「4つの役割×2本」で考える
月8本をつくる場合の例として、人柄2本、空間2本、来店案内2本、営業前の準備2本、と役割を分ける方法があります。撮る場所と出演者をまとめておくと、同じ日の撮影でも段取りを組みやすくなります。
投稿後は再生数だけでなく、プロフィールへの訪問や、お店への問い合わせで何を見たと言われたかも記録します。来店時に確認できる範囲で流入のきっかけを聞き、次に増やす企画を考えます。動画の再生と来店は同じ指標ではないため、分けて振り返ることが大切です。
企画を撮影に落とし込む準備は、営業前撮影のチェックリストも参考にしてください。
お店に合う企画から相談したい場合は、中洲メディアラボの制作・運用サービスをご覧ください。